灯りは命の色を見せる
灯り展が始まってもう3日となりました。
オープニングのみいづの雰囲気はまずまずで、ライブの効果もありお客さんも結構来ていたように思います。
建物自体の蛍光灯の照明が非常に明るいので、最初必要のないところの蛍光灯を消しまくりましたが、この蛍光灯の光に慣れている人たちにとってはあまり違和感がないのでしょうね。
夜薄暗い裸電球の佐藤工房にしてみると、いくら省エネといっても蛍光灯はご勘弁です。
光というのは不思議なものですね。
人間の目に見えるものを可視光といいますが、これは通常七色光線というやつです。
では、この色というものは何でしょう?
光の波長の違いが七種類の色の違いによって現されているのはどういうことなのでしょう。
それともそれは波長の色ではなく、脳の中のスクリーンの色なのでしょうか?
犬や牛はモノトーンの世界だそうです。これはいわば光と影です。
赤いきれを牛の前でひらひらさせるのは別に色で注意を引いているわけではないのです。
結局彼らに色がないとうことは、生存上必要ないということなのでしょうか。
ハチやチョウチョなどは色とりどりの花から花へ飛び回るわけですが、それは逆に考えると緑の草原の中から花の色を識別してそうしているのでしょうか。
当然植物からすると、緑の花というのはめったにないですから、その鮮やかな色、形、匂いを屈指して目立たせようとしてるんですね。
実に色とは戦略的なものです。
生命にとって色のついた光、あるいは影こそ意味があるのです。
明るければよいというものではありません。
明かりを落として、自分の色の意味を知りましょう。
by satokobo
| 2007-11-20 00:49
| 南伊豆ギャラリーみいづ