契
石垣りんの詩碑があるという南伊豆町子浦の西林寺に行ってきました。
子浦の海の見える高台にあるとのことでしたが、ま、確かに間違いではありませんでした。
墓地の一番はじっこの奥に立派なお墓と一緒にありましたね。
日頃ほとんどこんなものには興味はないのですが、朗読会でもし「どこにあるんだ?」と訊かれて答えられないのもちょっとまずいかなと思ってとりあえず確認してきたわけです。ついでに子浦の観光協会の会長さんのところやら、チラシを配りに。やれやれ、何でおりんちゃんこんな墓に入ろうと思ったのかな?子供の頃、抱きついたお母さんの墓というのはこれのことかいな?
何冊もまとまった詩集を読むのは久しぶりです。
と言っても2004年に84歳で亡くなるまでに詩集はたったの4冊だけです。
最初の詩集が39歳の時ですから、それから10年に1冊ぐらいのペースでしょうか。
でも詩を書き始めたのはほんの少女の頃からだと言いますから、ずいぶん長い間書き続けたものです。初期の頃には小説も書いていた時期があったそうです。
散文的で平明で読みやすいのはそのせいもあるんでしょうか。
朗読会でのおよその作品と構成を決めました。
後は読み方一つです。
石垣りんの詩碑の前に夕暮れの子浦の海が広がっています。
でも、広がっているという感じではありませんでした。
by satokobo
| 2008-07-29 01:03
| 南伊豆ギャラリーみいづ